暖かい日と寒い日が入り混じる季節。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
冬へと移り変わる時期。お腹に棲む微生物さんと共に、
健やかさで穏やかな日々をお過ごしくださることをお祈り申し上げます。

【共生の法則　大切なことはすべて腸内細菌が教えてくれた】光岡知足
＜第1章　腸内細菌が教えてくれること＞
ー人は導かれるようにして変わっていく
私は内向的な性格で友達と一緒に遊ぶことより、1人で物作りをすることのほうが好きなところがありました。
そうした時間を過ごしていくなかで、自分らしく生きていく道を見つけることができました。
変わろうと思って変われたわけではなく、何かに導かれるようにして変わるべくして変わっていったのです。
無理強いしても、人は変われるわけではありません。
社会は善玉菌ばかりで成り立っているわけではないのです。
全体の2割で調和が保たれるのだとしたら、全ての人が無理をして善玉菌のように振る舞うことはありません。
ある局面では、日和見菌のように振る舞っているかもしれません。悪玉菌のようなこともあるでしょう。
不完全であっても存在することが許され、善いところと悪いところ、それらの総和で私たちは成り立っています。
生き物は、そうしたすべてを包み込んだ横の広い世界に棲んでいると思うのです。
「発酵の素」は、お腹に棲む微生物のバランスを自然に整える腸内環境の場つくりを得意としております。
発酵型の土づくりを育んで参りましょう。
※「排除せずに、競争せずに、しなやかに強く」
腸内細菌に生涯を賭けた研究者光岡知足氏が語る人生を発酵させる生き方の哲学を月に一回、お届けしています。